昔々、私が中学生の頃のお話。
吹奏楽部にてTromboneを吹いておりました。
当時の僕は、プロの音楽家を夢見て練習に励んでおりました。
その当時、ラッパ吹きの間で流行ったのが、デニス・ウィックモデルのマウスピース。
ロンドン交響楽団の主席Trombone奏者が設計したモノ。
既存のマウスピースとは違い、Clasic音楽専用の柔らかな音が出るということで大流行。
中学生の僕は、お年玉と小遣いをせっせと貯めて、そしてそのマウスピースを手にした時の感動は今でも鮮明です。
以上が前置きです。
で、プロを夢見ていた僕は、同じ頃発売された同じデニス・ウィック氏のTrombone教本も買い、さらに練習に励みました(エライ!)。
そのDS氏の教則本の最初に書かれていたのが
「もうあきらめろ!」
という言葉でした。
この言葉は、ロンドン交響楽団の楽屋に大きく貼られているそうです。
そして、DS氏はこの言葉を「金言」として紹介していました。
当時の僕には、それがなぜ金言なのかちゃんと理解することは出来ませんでした。
当時のみならず、つい最近まで、かもしれません。
最後の最後までベストを尽くす!
という言葉の方が、音楽でもスポーツでも仕事でも恋愛でも(?)耳に入りやすいですよね。
でもでも、最近なんとなくこの言葉の意味がわかるような気がします。
直前までジタバタしても結局たかが知れている。それが今の自分の実力なんだから、その実力をちゃんと見せなさい、ということなんだと思います。
そして、その実力は日々の自分のあり方次第なんだから、日々ちゃんと修行しなさい、という事なのかもしれませんね。
ということを一週間前に書くとタイミングが良かったのですが、相変わらず諦めが悪く、日々ドタバタしているので、こんなことになりました。
というのは、とうとう一週間を切った京都展のこと。
展示会の時はいつもそうですが、自分のやりたいことの、あるいはもっと具体的に計画していたことの60%くらいのモノしか作れません。今回も同じような感じです。
でも、なぜか、この金言を思い出したので、イライラして失敗したり、家族に不機嫌に当ったりは少なかったみたいです。
こちらは、そのドタバタの中、7月の展示会のお客様からのご注文のフレームを(随分遅れながら)仕上げた時のもの。注文は一つでしたが、京都展用にもたくさん作りました。
京都展を共催する蛍釜の山上氏との共同制作の「摺漆楠陶板座卓」
新しい試みですが、なんかええ感じや、です。
で、京都展の僕のメインの作「大人のための摺漆楠書斎机」
本物はもっとカッコいいでっせ!
という感じで準備を進めています。
蛍釜の山上氏、琉球藍の中村氏もがんばっています。
関西方面の方、ぜひ、お越しくださいませ!ませ!
沖縄やんばるの手仕事展
~陶・藍・木~
日時:11月14日~18日 AM10:00~PM6:00
場所:東山・迦陵頻
京都市東山区下河原町通八坂鳥居前下ル弁天町440-1
電話:075-533-6662
吹奏楽部にてTromboneを吹いておりました。
当時の僕は、プロの音楽家を夢見て練習に励んでおりました。
その当時、ラッパ吹きの間で流行ったのが、デニス・ウィックモデルのマウスピース。
ロンドン交響楽団の主席Trombone奏者が設計したモノ。
既存のマウスピースとは違い、Clasic音楽専用の柔らかな音が出るということで大流行。
中学生の僕は、お年玉と小遣いをせっせと貯めて、そしてそのマウスピースを手にした時の感動は今でも鮮明です。
以上が前置きです。
で、プロを夢見ていた僕は、同じ頃発売された同じデニス・ウィック氏のTrombone教本も買い、さらに練習に励みました(エライ!)。
そのDS氏の教則本の最初に書かれていたのが
「もうあきらめろ!」
という言葉でした。
この言葉は、ロンドン交響楽団の楽屋に大きく貼られているそうです。
そして、DS氏はこの言葉を「金言」として紹介していました。
当時の僕には、それがなぜ金言なのかちゃんと理解することは出来ませんでした。
当時のみならず、つい最近まで、かもしれません。
最後の最後までベストを尽くす!
という言葉の方が、音楽でもスポーツでも仕事でも恋愛でも(?)耳に入りやすいですよね。
でもでも、最近なんとなくこの言葉の意味がわかるような気がします。
直前までジタバタしても結局たかが知れている。それが今の自分の実力なんだから、その実力をちゃんと見せなさい、ということなんだと思います。
そして、その実力は日々の自分のあり方次第なんだから、日々ちゃんと修行しなさい、という事なのかもしれませんね。
ということを一週間前に書くとタイミングが良かったのですが、相変わらず諦めが悪く、日々ドタバタしているので、こんなことになりました。
というのは、とうとう一週間を切った京都展のこと。
展示会の時はいつもそうですが、自分のやりたいことの、あるいはもっと具体的に計画していたことの60%くらいのモノしか作れません。今回も同じような感じです。
でも、なぜか、この金言を思い出したので、イライラして失敗したり、家族に不機嫌に当ったりは少なかったみたいです。
こちらは、そのドタバタの中、7月の展示会のお客様からのご注文のフレームを(随分遅れながら)仕上げた時のもの。注文は一つでしたが、京都展用にもたくさん作りました。
京都展を共催する蛍釜の山上氏との共同制作の「摺漆楠陶板座卓」
新しい試みですが、なんかええ感じや、です。
で、京都展の僕のメインの作「大人のための摺漆楠書斎机」
本物はもっとカッコいいでっせ!
という感じで準備を進めています。
蛍釜の山上氏、琉球藍の中村氏もがんばっています。
関西方面の方、ぜひ、お越しくださいませ!ませ!
沖縄やんばるの手仕事展
~陶・藍・木~
日時:11月14日~18日 AM10:00~PM6:00
場所:東山・迦陵頻
京都市東山区下河原町通八坂鳥居前下ル弁天町440-1
電話:075-533-6662
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by morinoki8
| 2007-11-03 19:45
| 工芸