人気ブログランキング | 話題のタグを見る

handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

くじら!

doremiko版にもあるように先週末、ホエールウオッチングに行って参りました。

ここ数年の念願でありつつ、この時期お金も時間も余裕がなく、
やっとここに来てくじらさんに会うことができました。
くじらさんは子供を生んだ直後ということで、派手な動きはなく、
生まれたての小さなイルカのような赤ちゃんといっしょに泳いでました。

で、大きい。優雅。

2.3年前、ものすごいリアルな夢を見たことがあります。

サバニ(沖縄の昔ながらの木製の漁船)のような小さな船に乗っている僕の
目の前10mくらいのとことで、
ゆったりと弧を描きながら水中に入っていく巨大な尾びれ。

その映像にほぼ近い形(30mくらいは離れていたかな)を見ることもできました。
それはとっても感動しました。
でもしかし、同時に心にしこりも残してしまいました。

十艘あまりの中型船(30人乗りくらい)が、鯨を追っかけ回すわけです。
それぞれ、旅行代理店やら、ダイビングショップが主催する
ホエールウオッチングツアー。

鯨はさぞかし迷惑でしょう(産後の親子!)。

それぞれの主催者も仕事だし、お客さんを満足させようとがんばっていることもわかります。
でも、鯨の優雅さに比べて我々人間の貧しいこと。ちっとも優雅ではない。
いい場所を確保するために、ほかの船の前に強引に割り込んでくる船さえ・・・。

と他人事のように書いてしまいましたが、自分もその船に乗っているわけで、
つまりは僕も貧しい。

以上のような批判はもちろん昔からあり、渡嘉敷村などが主催している
手作りのツアーでは、小型船で、ゆっくりと鯨に近づいていくという、
できるだけ鯨に負担をかけないように努力している試みもあることも知っていて、
しかし、そちらは1泊2日、という時間とお金の余裕がこちらにはなく、
ついつい手軽な那覇発の業者のツアーに参加しておいて、なにをかいわんや、
ということでしょう。

自分自身の問題として大反省でした。
やんばるのお手軽なエコツアーにも批判的でもあるならば、
やはり、「お手軽」は、慎まなければならない。
それくらいは、今後自分に課そうと思います。

まあ、反省大会はこれくらいにして、子供たちはいい経験をしたのではないかと
思います(鯨さん、ごめんなさい)
くじら!_e0071811_19134699.jpg

いつも家の中で不機嫌そうにノソノソしている我が息子君。
なんかちょっとカッコいいぞ!

で、このあと「沖展」に行って、帰りに名護湾で夕日見物
くじら!_e0071811_19141629.jpg

ちょっと夕日をバックに家族を演出。珊瑚(のかけら)投げ大会。

「沖展」のこともまた書きますね。

「工芸」人気blogランキング
by morinoki8 | 2006-03-27 19:16 | つれづれ