handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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<   2011年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

お木楽屋の入居するテナントビル”Plaza-f”の入り口の立て看板をご覧になり、先月ご来店いただいたM様。6月に再度ご来店され、うずくり仕上げの杉の座卓をご購入いただきました。

「家を新築したので、いくつかの工房や工芸フェアを見にいったんですけど、どうもピンとくるものがなかった。先月美浜に来たとき偶然見つけた「木の家具 お木楽屋」の看板に惹かれて、覗いてみたらいい感じの家具が沢山ありました。新築の家は、設計段階から家具は作りつけの収納式にしたんですが、なんだ、こんなにいい家具があるんだったら、とちょっと後悔しています」

と、おっしゃていただきました。ありがとうございます。
上記のように、家具のほとんどは作りつけ、とのことですが、和室用の座卓を探していらしたようです。

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ご覧のようにきれいに収まりました。

ご購入の決め手は軽さ。
無垢の材を使ったテーブルはどうしてもある程度重たくなります。でも、杉だと話しは別。ずいぶんと使いやすい重さで制作できます。
とはいえ、「杉だと安っぽい」というイメージも同時にあって、よくてカントリー調か居酒屋風でしょうか?

でもでも、そこはデザイン次第で美しく仕上げることも出来るはず。
80mm幅の板を渦巻状にホゾ組みすることで天板を作り、表面はざらざらの風合いをだすためにうずくり仕上げにしました。脚の色は朱でアクセントをつけて、ちゃんと和風の座卓となりました。

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引越しのお手伝いの美しいご友人の皆様と一緒に写真を撮らせていただきました。中央奥が、M様です。実際に生活の中で使い込んでいただく中で、また、味わいが出てくると思います。
ありがとうございました。
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by morinoki8 | 2011-06-20 22:44 | 机・テーブル

デザインの線

車にそれほど興味があるわけではないのですが、時々道を走っていて「おお!」と声が出て目が釘付けになる車を見かけることがあります。

今回は、日産のジューク。

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この車はいい。写真よりも実物の立体感とボリュームがなんともいえない。美しい、というわけではないが楽しい。複雑系。
このデザインは、とても日本人の線ではないので、ルノーのデザインチームの仕事かな、と思いきや、ちゃんと日産の日本人をリーダーのデザインチームのお仕事でした。すばらしい。でも、ロンドンの日産EPのチームとの共同作業とのこと。まあ、そうでしょうね。イギリス人もやるな、と思います。

車のデザインは、ものづくりのハシクレとして、普段の頭の体操になります。

このジュークの前に声を上げたのは、メルセデスのAクラス。もう数年前のことですが、僕のハイゼットの横をスルスっと追い越して行ったコンパクトカー・・・。「ん?カッコイイ・・・。なに?今の車・・・」と軽トラ君で一生懸命追いかけました。ヴィッツでもないし、ヒュンダイでもないし・・・。で、近づいてみればご存知メルセデスのエンブレム。

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やはりこちらも写真では分かりにくいけども、立体の線の美しさといいましょうか?

今は、ヴィッツも、フィットも、デミオ(デミオのデザインは好きです。初代から。鼻が旧ドイツ軍のフォッケフルフだし、後ろの顔はウルトラセブンだ!)もモデルチェンジして充分美しい線を持っていますが、でも最初はやはりメルセデスだもんね(って、実際の時系列は知りません。違うのかもしれません。間違っていたら日本のメーカーの皆さんすいません。でもたぶん、影響力を行使したのはメルセデスのデザインのはずです。だってインパクトがぜんぜん違ったんだもん)。

このAクラス。今までのクルマになかった線を発見している。リアのドアの後ろの窓の線。ああ、こんなところに斜めの線があったのね、てな感じ。当たり前のように見えて、でもこのクルマの前にはどこにも存在しなかった線(えっと・・・どこかであったのかもしれません。でもたぶん無いのじゃないかなぁ・・・)。

こういう線は、他にもある。プリウスの屋根の線。スカイラインGTのごつごつした直線(の配分かな?)。旧フォルクス・ワーゲンやスバルてんとう虫の曲線。そうそうトヨタの2000GTは全部!ってスポーツカーはみなそうか!(F1でいえば、いつも美しいのは断然フェラーリ。そしてA・ニューウェイのデザインのクルマ。トヨタもホンダも美しさがぜんぜんなかった・・・。)


物まねや二番煎じのデザインでなく、オリジナルだけがもつ強烈な線。

新しい線をどこにひくか、というのはデザイナーやものづくりに携わる人間にとっていつもどこでも課題。
といっても立体構造物で、かつ実用品のデザインは、その機能や要素のバランスやスケールや製作コストや技術やスケジュール等々の制約が大きい。クルマのデザインでいえば、1ヶ所1mm違えば、それが全体の寸法や線を変えてしまうはず。素人がお気楽に気分で批評してみたけれども、実際のデザインチームの仕事は、雲のかなたの複雑さのはず。

たかだか木工屋の作る椅子ひとつだって、数ミリの位置や材料の寸法が、他の寸法を決めてしまい、それによりトンでもなくバランスを崩してしまうことだって日常茶飯の事。

でも、やはり、新しい線がどこかにあるはず。日常の仕事に埋もれていますが、その創造の現場にいる緊張感も忘れずに持っておこうと思います。
(って酔っ払ったせいか気宇壮大ですな、今夜は。ははは。)
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by morinoki8 | 2011-06-06 22:04
お木楽屋のオールドグリーンの杉の棚をご覧になった、那覇市壺屋でやちむんとクラフトのお店「craft house Sprout(スプラウト)」のオーナーのGさんからお電話。

「お木楽屋で見たあの緑の棚が気になってしょうがない。お店のサイズに合わせて作ってください」とのこと。

Gさんは、以前のmokumoku時代からのお知り合い。mokumokuのメンバーの木の時計や箸などの小物もたくさん扱ってくださっています。

お店に伺い寸法の確認をした後、制作、納品いたしました。

ところが、採寸時に、収まる場所の棚板の出っ張りに気がつかず、ほんの1,2mmがどうしても入りません。色もご希望と少し違ったので、持ち帰りということに・・・。

工房で側板を外し、全体もペーパーをかけなおして再塗装。



今度は無事に収まりました(って、お店の棚板を少しだけ削らせてもらいました(汗)。



陶器の香炉を置いていただき、このとおり。

今回は壁置きですが、両面正面ですので、お部屋の真ん中でパーテーションとしても使えます。
Sproutでもご覧ください。
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by morinoki8 | 2011-06-05 17:09 | 棚・チェスト
先日クスノキとセンダンのチェストを納品した、岡崎市のS様のもうひとつのご注文。
センターテーブルとしても使える、TVボード。

天板は変わった形の一枚板をご希望。
在庫のそうした板の写真、森林組合や製材所も数箇所回り、
クスノキ、琉球松、イジュ、ホルトノキなどなど、いくかの写真をお送りしました。



選ばれたのはこちら。実は最初に送った写真の中の一枚のクスノキ。
枝分かれのY字の付け根の部分が美しい模様を描いています。
(実は、上記のイジュの板を選ばれるだろうということを勝手に予想し、写真だけではなく、実際に板そのものを仕入れてきて、平面出しの加工までしていたのでした・・・)

まあ美しさで、このクスノキの板が選ばれたのも納得。



天板の下には、棚が入っています。
曲線の足に棚をつけるので少し苦労しました。
ここにはDVDプレーヤーが乗ったり、センターテーブルの時にはお洒落な雑誌が乗ったりするのでしょう。

S様からは
「さきほど、テーブルが届きました。
出来あがりがとてもいいので、使うのがモッタイナイ(^-^)
家族みんなで触ってます。気持ちいい~(●^o^●)
思いどおりの物を作っていただき、本当に有難うございました。
感謝します。
今度は、お金を貯めて沖縄のお店に行きたいと思います。またいつか・・・・」

とのメールをいただきました。
こちらこそありがとうございます。
沖縄へ来られることを楽しみにお待ちしています。
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by morinoki8 | 2011-06-03 17:36 | 机・テーブル