handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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出来ることから…

東北関東大震災の犠牲者の方々のご冥福をお祈りし、また、被災者の方々、そのご家族にお見舞い申し上げます。少しでも早く、皆様の平穏が取り戻せることを心よりお祈りしております。

今日で、地震発生から1週間経ちました。行方不明者の捜索、避難所への物資の輸送、燃料不足等々まだまだ混乱の極みの中にあり、原発も予断を許さない状況が続いています。

いまだにこれは夢ではないか、どうにかして悪夢から醒めたい、という気持ちの中、仕事もうまく手につかず、かといってなにか自分が被災地の役に立つことは、現時点では特になく、無力感の中呆然と日々を送ってしまっています。

僕自身、阪神大震災の時は被災者となり、その時に感じたこと考えたことが、組織の一員ではなく、個人として生きようと仕事を辞めて沖縄に移住してきたきっかけとなりました。

さて、かつての被災者の一人として、地震発生直後には、プロと行政にまずは救援を委ね、それについて足を引っ張らないことが何より大事なことだと思っています。内田樹氏が、13日に早くもそのことを実に整然とした文章で表明しています。
少し紹介します。

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このような場合に“安全なところにいるもの”の基本的なふるまいかたについて自戒をこめて確認しておきたい。

(1)寛容
(略)
こういう状況のときに“否定的なことば”を発することは抑制すべきだと思う。いまはオールジャパンで被災者の救援と、被災地の復興にあたるべきときであり、他責的なことばづかいで行政や当局者の責任を問い詰めたり、無能力をなじったりすることは控えるべきだ。
彼らは今もこれからもその公的立場上、救援活動と復興活動の主体とならなければならない。不眠不休の激務にあたっている人々は物心両面での支援を必要としている。モラルサポートを惜しむべきときではない。“安全なところにいる人間”と“現地で苦しんでいる人間”を差別化して、“苦しんでいる人間”を代表するような言葉づかいで“安全なところにいる人間”をなじる人間がいる。
そういうしかたで自分自身の個人的な不満や攻撃性をリリースすることは、被災者の苦しみを自己利益のために利用していることに他ならない。自制して欲しい。

(2)臨機応変
(略)

(3)専門家への委託
オールジャパンでの支援というのは、ここに“政治イデオロギー”も“市場原理”も関与すべきではない、ということである。国民国家という共同体が維持されるために必要な根源的な資源のことを“社会的共通資本”と呼ぶということは、これまでもここで繰り返し書いてきた。

(略)

災害への対応は何よりも専門家に委託すべきことがらであり、いかなる“政治的正しさ”とも取引上の利得ともかかわりを持つべきではない。私たちは私たちが委託した専門家の指示に従って、整然とふるまうべきだろう。
(後略)

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全部を転載するのは、あまりに他力本願が過ぎると思い、中途半端に省略してしまいました。僕にはここまで理路整然とした文章を書けないので、どうかお許しいただき、ぜひ、全文を内田氏のブログでお読みいただきたいと思う。
(内田樹の研究室より「未曾有の災害の時に」

管総理をはじめとして官邸に対する批判を行えるのは、被災地の現場の人間のみであると思うが、しかし安全な場所にいる人間の批判のための批判が横行している。
それが、自民党の政治家、マスコミ(読売新聞の記事は読むに耐えない)、経団連会長という大きな社会的影響力を持つ人間がそのような言動を、この状況の中で繰り返しているのをみると、社会が音を立てて崩壊していくのを感じてしまう。

一方で、ラジオや新聞では、全国各地、そして世界中からの励ましの声や支援の輪が広がっています。これから僕自身、とりあえずは義援金を送るくらいのことしかできないかもしれませんが、今から小さくともなにか行動を起こそうと思っています。
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by morinoki8 | 2011-03-18 20:42 | つれづれ