handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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<   2009年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧

胡桃の古材

胡桃の古材の持込みで、「平面を出して座卓にして欲しい」というお客様。
その材を拝見すると厚み15cmのなかなかの板。ずいぶん屋外で放置されていた後に譲り受けたものと見え、芯は腐れて、割れもあちこちたくさんだが、これはたぶんいける。

というわけでお受けしました。
材自体に存在感があるときは、下手に手を入れず、素材をそのまま活かしたい。そのあたり料理と同じかな?とれたての魚は刺身が一番!

とはいっても、ひねりも相当で、平面を出す為に裏表計3cmは削りました。腐れている木裏の芯の部分は刳り貫いて別の木を嵌めました(予算にはそれは含まれてはいないのですが、腐れを放置しておくわけにもいかず。)

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というわけで、その後、無数の割れをパテで埋めて、大きい割れには千切りを入れて、表も裏も磨いて磨いて、木口と耳の部分を整えて仕上げるとこの通り。最初の予想以上に美しく仕上がりました。

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脚は置き足で、裏表両方使えるように。

なかなか、このような材料に出会うことはありませんので、「最初に材ありき」、の仕事はとても楽しいものです。
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by morinoki8 | 2009-10-24 16:22 | 机・テーブル

沖縄プロレス!!

9月12.13日ですから、すでにずいぶん前になりますが、”やんばる産業祭り”に出展してきました。名護市民会館を中心に屋内、屋外で賑やかにブースが展開されます。

といっても最近は停滞気味。以前は大勢の工芸家も出展していたのですが、最近は皆さん姿を見せません。そういう僕も最近は出展しないどころか足も運んでいませんでした。

昨年、本部手作り市の関連で久々に出展した見たら存外楽しかったので、今年も遊びがてら出してみました。ところが今年の僕たちの展示ブースのまん前に登場したのが昨年旗揚げし”沖縄プロレス”!!

結局商売そっちのけでプロレス観戦を楽しむことに。

ではでは、リングを作るところから始まり始まり~。

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まずは位置の確認

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ポールを立てて

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ポールに鉄の梁を渡し(手前は乱入した謎の木工レスラー”ゆいむんマン”!)

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足場板を嵌めていき

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足場板の上にウレタンラバーを敷いてカバーをかぶせ

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ロープを貼り

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その後、コーナーのクッションを設置したり、垂れ幕をかけて、レスラー勢ぞろい!

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9月にデビューしたばかりのモズクマンとゴーヤーマスク、キジムナーの3人マッチ!

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場外乱闘も(僕とゆいむんマンの展示ブースの中でも乱闘に!)
シーサー王にやられるミル・マングース!!

グレートサスケのみちのくプロレスをルーツに、大阪プロレスを立ち上げたスペル・デルフィンを社長に那覇市は国際通りを本拠とする沖縄プロレス。
基本的にお笑い路線なのだが、それでもプロレスはプロレス。ラリアートのたびに「ばちっ」「ずどん」とすさまじい音がする。空中殺法もすさまじい。バックドロップやパイルドライバーでは、あれで首の骨が折れないのが不思議(技を決められてしばらく動けなくなるレスラーもたびたび)。

いやーはじめての生プロレスですっかりファンになりました。まさに身体を張った命がけのSHOW TIME!

別のステージで、こちらも堪能した”琉神マブヤー”ショーでも、プロレスの影響で彼らのアクション(ちなみに「琉神マブヤ―」は小学校低学年までを対象とした、沖縄オリジナルの人気正義ヒーロー番組)のたびに心の中で「おお!」とか「うわ!」とかつぶやきながら思わず身体が動いてしまう自分がいたのでした。
琉神マブヤーは悪役ボスのハブクラーゲンが、とても礼儀正しいのが楽しい。こちらもファンになりそう。
というわけで、ぜんぜん商売はほったらかしの2日間なのでした。

さてさて、つい先日は、NHKBSの歌謡ショーの公開収録が名護市民会館であり、こちらも入場券を知人に譲っていただき、奥様と二人でみてきました。
さすがのNHK。金と技術にあふれた舞台装置。生オーケストラ付、やはり堪能しました。驚いたのは、収録の方法。なんと一発撮りなんですね。生放送とおんなじ進行。あれだけの複雑な舞台をリアルタイムで作るなんて。そして、憧れの渡辺真知子様が目の前でなんと3曲も歌ってくれたので、もう、とてもとても幸せなワタクシもりもりなのでした

というわけで、ショーバイよりもショーづいてるもりもりでやんした。
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by morinoki8 | 2009-10-24 12:47 | つれづれ

ゲゲゲの下手物

下手物といっても工芸の世界でいう上手物(美術的高級品)、下手物(日常使いの民芸品)という下手物ではありません。まあ、その下手物でもありはするのですが、普通に使う片仮名のゲテモノ。

なんの話かと言うと、これ。

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なんじゃいこりゃ!てな写真ですが、毎年秋恒例のウッディフェア・コンペの出品作品。
昨年は仕上げに手が廻らず、惜しくも3等賞だったけれども我ながらの力作。そう、「ダチョウのライト」、覚えていただいていますでしょうか?

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うん、美しい(惚れ惚れ)

今年のテーマは「楽」。
出品要項には「楽しい」と「楽ちん(便利)」の両方を兼ねているような趣旨が。
うーん、まあ「楽ちん」の方に重点を置くとだいたい似たようなモノが集まるだろうから、これは「楽しい」をメインに作るべきだろうな・・・。というわけで、最初に考えたのは”針の筵”よろしく”トゲトゲの椅子”。トゲトゲでもでも座りごこちは抜群、題して「痛くな(椅子)いッス」であったのだが、これはメカニズムが難しすぎて、制作が軽く1週間を超えてしまう。とてもじゃないけどそんな余裕はなし。

お次のアイディアは、おしゃれなチェス&コーヒーテーブルセット。2WAYでチェステーブルにもコーヒーテーブルにもワンタッチで早代わり。こちらもテーブルと椅子2つのセット、おまけにチェスの盤と駒も木で作るとなるとやはり1週間はかかる。注文の納期は次々と迫る。どないすんねん!

てなわけで第3案の「島ぞうりの腰掛」に決定!
ウチナンチュー(沖縄県人)は島ぞうり(=ビーチサンダル)が大好き。街に行くにも島ぞうり。飛行機に乗るのも島ぞうり、という強者も。特にコザ(現沖縄市)あたりは島ぞうり愛好家がたくさん。「島ぞうりはコザンチュの魂だ!」という文化人もちらほら。
ならば、椅子が島ぞうりを履いてもよかろうじゃないか?!家の中に島ぞうりがあってもよかろうじゃないか?!てなわけである。

で、ひとりクスクス笑いながら制作したのだけれども、出来上がってみると、あれれ、これではゲゲゲの鬼太郎ではありませんか!名前は「島ぞうり小僧」。・・・・・・・・夜のコザは中の町(飲み屋街)を独りほろ酔い加減で歩いていると、ん?なんだ?どうも先ほどから、ぺたん・・・・、ぺたん・・・、と音がする。なんだろうと後ろを振り向いてみると・・・・・・・・・・・。キャー!!

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でもでもおかしいなぁ?もっと可愛くなるはずだったんだけどなぁ・・・と嘆いてみても後の祭り。本気で出品のキャンセルを考えましたが、ドタキャンは社会人としてあるまじきこと。辱を偲んで出品いたしました。

結果は?それがなんと準グランプリ!!「内閣府沖縄総合事務局長賞」てなことに(コンペ事務局によると県知事賞とこちらは同列グランプリとのことですが・・・。まあ、2番手でしょう)。

あらあらまあまあ、世の中なにがウケるのかよく分かりません。デジカメを息子に貸しっぱなしでしたので、ちゃんとした写真がなく、出来上がったときに携帯で撮ったものですから、本当はもっとかわいらしいのよん(ハート)、といってみても説得力ないか?

しかし、審査員の皆さん、こんなものに賞を与えていいのですかいな?
(あちきは賞金もらえるからいいんでげすがね・・・うげげげげ・・・・(下品に笑))
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by morinoki8 | 2009-10-19 18:23 | 木の時計

嬉しい悲鳴!

ここのところどういうわけか注文が殺到しています。

8月末にHPを通じて、複数の方から座卓やダイニングのチェアのご注文をいただき、それは引越し・納品が10月中旬から11月ということなので、「承りました。ありがとうございます」とお受けしたのがラッシュの始まり。

その後、お店のモクモクを通じて大物から小物まで、新作から修理まで。あるいはいくつかの卸先からの大量のご注文が次々と。うーん。
暇な時はほんとに涙が出るほど暇なのに、イベント盛りのこの時期(ウッディフェアへの出展と僕個人企画のフェアトレードフェアを11月に開催予定)に、どうしてまた・・・。嬉しい悲鳴!

とはいえ、この不況の中、本当にありがたいことです。吉本隆明が「10年続ければ食えます」と言ったのはこういうことか、と喜びつつ、まあ、ただの波に終わらせること無く、これを定常ベースとしたいものです。

なんとか9月中に終えた仕事をふたつ。どちらもお店のモクモクでの受注。

まずは、アメリカ海兵隊のHさんご夫妻。
以前、このブログでも紹介した海兵隊発行の雑誌「OKINAWA LIVING」の記事を読んでの御来店。奥様の趣味が陶器の収集、そこで沖縄のやちむんを飾るための飾り棚をご所望。モクモクに展示中の森の樹の飾り棚を気に入ってくださり、寸法を変更してご注文いただきました。

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奥様は陶器のほかにも日本文化にとても関心をお持ちで、お花なども習われているとのことで、少し日本語ができます。納品してとても喜んで下さりました。thank you so much!!


もうひとつは、以前からのお客様。「古い水屋があって捨てるのももったいないし、直せるかどうかみてもらえない?」とのこと。そこで自宅にお伺いして拝見してきました。
1957年生まれのその水屋は、メーカー品ではなく、地元の木工屋さんが作ったと思われるもの。ベニヤ作りでしたが、思いのほかしっかりとしているので、確かに捨てるのはもったいない。

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前面と、中の棚、扉、引き出しには無垢の木が使われています。
で、すべての塗装をはがしての再塗装、金具の交換、背板(一分ベニヤ→シナ突板)の交換で大丈夫そう。

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写真は工房に持ち帰って裏板を外したところ。裏板の一分ベニヤで全体を支えている構造です。また、無垢材の部分も栂、杉、ラワンなどいろいろな木が使われているのが面白い。
上等の作りとは言えないのですが、これはどういう図面で作るのだろうという不思議が一杯。たぶん、職人さんの経験と勘で作り上げたものなのでしょう。教科書にはまったく載っていない構造です。

さてさて、話は戻りますが、お客様、背板のtop(つまり上面の背板)はかっこよくデザインしてほしい、とのこと。それでつい「薔薇とか彫ってあるといいかもしれませんね」と口を滑らせてしまったのが後の祭り。「それ、いいわねぇ。薔薇大好きだし。それでお願いするわ」てなことに。うう、どうしよう・・・でも言った後に「出来ません」というのも情けない。とりあえずその分も見積もってGOサインはもらったものの、いやはやどうしたものか?

実はワタクシの母君は木彫りの大ベテラン。師範代クラス。これは母君に材料を送って彫ってもらうか?いやしかし、それだと予算と時間が間に合わない。うーん、うーん。ええい!自分で彫ろう!門前の小僧なんとやら、彫刻刀は一通り揃っているし、木彫りのふくろうも作っていることだし、なんとかなるわい!
というわけで、まずは彫刻刀を洗いざらい研ぎ研ぎしてスタート!

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というわけでなんとかなりました。ふう。ここだけで全体の修理・再塗装よりはるかに時間がかかりました。

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というわけで無事納品。美しく、でも年月を感じさせる落ち着きをもった感じで仕上げることができました。よかった。

現在、同じ日に受注した別のお客様持込の胡桃の古材の座卓が仕上がったところ。次々と納品締め切り日が迫ってきています(汗;)。他にもチラシ原稿の作成やら、2011年1月に企画している大きなイベントの準備やら盛り沢山!パニックの中、しばらくはスケジュールのハラハラドキドキが続きそうです。
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by morinoki8 | 2009-10-04 19:42 | オーダーメイド

運動会

もう10月になってしまいました。早い。
9月中続いた猛暑と9月途中から立て続けに殺到した注文の制作に追われ、なかなかブログの更新もままなりません。夏バテと疲労でへろへろでやんす。

さてさて、9月は沖縄は運動会の季節。なにもこんな真夏にやらなくてももっと涼しくなってからでもよかろうに、とも思うけれども、学校には学校のスケジュールがあるのでしょう。

まずは9月20日。息子君の中学校。

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3年生は定番のフォークダンス。
青い山脈とオクラホマミキサー。懐かしいっすね。
不貞腐れた顔をした子もいれば満面笑みで楽しさ一杯の子も。
うちの息子君はニヤニヤニヤニヤ、なにをにやけとるのでしょう。

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私、グラウンドの中に入りすぐそばでストーカーのようにカメラで追い回してあげました。なんという無粋な父親でしょう!青春が少し妬ましいのかな???

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全校生徒でのエイサー演舞。さすがに中学生だと迫力があります。しかし、練習不足。みんな隣を見ながら踊るもんでちょっと台無し。息子曰く「だって2回しか練習してないんだから・・・」とか。


よく週27日は、娘の小学校。
こちらもエイサー。小学校はちゃんと練習していました。

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なんか踊ってばかりじゃない?いえいえ、メインはやはりリレーです。娘も低学年の時のようには遅くなく、でも速くもなく、まあまあ普通かな、という走りを披露してくれました。

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写真はありませんが、きつかったのが6年生児童の親子リレー。
6年前の長男の時は僕も若かった(30代!!)。全力で風のように走り抜けました(笑)。3年前からは障害物リレーになっていたので、お父さんたちも本気モードを押さえ、受け狙いモードで楽しくやるようになりほっとしていたのですが、なんと今年は純粋リレーが復活。理由を聞くとなんと障害物リレーは、準備がメンドクサイと先生がのたまったですと。たるんどる!!けしからん!!と一人怒ってみてもどうにもならず。
いざ本番は、やはりお父さん達は本気モード全開!フルパワー!勢いのあまり転倒するお父さんも続出。
しかも、僕の後から追いかけるのはマラソンが趣味の走ること大好きお父さん(元の家がお隣でした)!うーん、何年かぶりにいきなり全開で大丈夫か?いやでも、知らない人ならともかく、ここで抜かれるのはやはり恥ずかしい。

という一瞬の逡巡の後、「ええい!走っちゃえ!」とギアをあげました。走るだけならトップスピードで走れるものです。しかし、50mを過ぎたあたりから太腿に異変が・・・、うう、どうしよう、肉離れ起こしそう・・・、スローダウンしようか・・・、ええいあと20mちょっとじゃ行っちまえ!と最後はやけくそで走りそのままゴール。40歳後半になって全力疾走させられるのはやはり辛い。運動不足がたたっています。
まあ、その後も多少の筋肉の張りが残った程度ですみました。運動会で走るのは、人生でこれが最後でしょう。はあ、終わった終わった、てな感じでした。ふう。
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by morinoki8 | 2009-10-04 14:51 | つれづれ