handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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<   2008年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

焼畑農業?

もくもく、モクモク、mokumoku・・・。

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焼畑農場の始まり始まり。

新工房は、元アヒルの飼育場の作業小屋。
元アヒルの飼育場は、今は使われていなくて草茫々。
ここを借りて、野菜菜園と炭焼きしたいなぁ~とずっと思っていました。
新年明けて大家さんに相談したところ、あっさりOK。5区画のうちひとつをお借りできました。

まいにちの仕事の合間に気分転換をかねて、少しづつ草抜きやらゴミと貸したネットなどの資材をお片づけ。

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なにしろ元はこんな状態。このまま暖かくなるとまた長い奴が出てきそう、その意味でも工房の隣の区画はきれいにしておきたかった。

やりだしたら、やめられないとまらない♪
休憩をかねて15分くらいのつもりで始め、気が付いたら1時間以上経っていた、ということも。達成感のある仕事は実に楽しい。

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で、先日の日曜日、家族で最後の草抜きと少し畑作りと炭焼き小屋を作りました。
手前下右に見えるのは、家のベランダでちっとも大きくならなかった梅の苗木。今度はすくすく大きくなって頂戴ね。画面にはありませんが、隣にやはりちっとも大きくならなかった枇杷とフルーツパパイヤの苗木も植えました。
奥に見えるのが子供たちに手伝ってもらって作った炭焼き小屋。

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炭焼きスペースのアップです。
本格的な窯を築くわけではありませんので、これくらいで十分。
伏せ焼き、ドラム缶焼きなど等いろいろ色試して生きたいと思います。

とにかくモー楽しみで楽しみで。
仕事がそっちのけになりそう・・・。

とはいえ、しばらくは仕事の方がいっぱいいっぱい。炭焼きをスタートできるのはいつになるかな?・・・といいつつ、とりあえず試しにやってみようかな?また報告いたします。
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by morinoki8 | 2008-02-25 22:11 | つれづれ
今年も辺野古の海、大浦湾の海底で熟成された古酒「じゅごんの里」の箱の製作を民宿&エコツーリズムのジュゴンの里代表であり、ジュゴン環境アセスメント監視団事務局長の東恩納琢磨さんよりご注文いただきました。

泡盛を海底で寝かせることで、1年で5年に相当する熟成が進むとの事。昨年私もりもりも1本いただきましたが、たしかに古酒、旨い。

さてさて、注文をいただいたのが13日。22日には水揚げするのでそれまでに間に合うようにとのこと!ひえー。
15日に遠くの材木屋さんまで、乾燥した杉の5分板を仕入れに(普通の建材屋さんで売っている5分板はびしょびしょなのですぐには使えません)。16.17日はmokumokuの当番。
小さな箱とはいえ100個!間に合うか!

杉板は、全部で22cm*200cmを34枚(4坪と2枚)使う計算。
でも結局40枚以上を使いました。材料費もバカになりません。

なぜ、そんなに余分がいるかといえば、まずは、死に節。節の中で、樹が立っていた時から枯れていた枝の節は死んでいます。スカスカであったり、ぽろっと落ちて穴があきます。
化粧箱というほどの箱ではありませんが、穴のあいた箱を作るわけにはいきません。
その死に節を外して木取りをしますので、どうしても計算どおりにはいきません。

もう一つの理由は加工上の割れやミス。
杉板は柔らかいので加工はしやすいのですが、溝を切ったりする時に、表面が弾いて割れや欠けが出やすい木でもあります(特に横方向の加工時に)。なので弾かないように溝を切る前にケビキ線を入れたりいろいろとするのですが、それでも有る程度はでてしまいます。

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こちらは蓋の加工。横方向は2度にわたって加工します。

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で弾いた板。手前の板は、左右に溝を入れるところを誤って裏表に溝を切ってしまう、という情けないミスのなれの果て・・・とほほ。まあ、600枚余りの部材を作る途中ではこんな失敗もやらかしてしまいます。

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なんとか21日中に100個仕上がりました。釘打ち1200本!!ちかれた。
バリをとったり微調整をして・・・

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無事東恩納さんの手に。間に合いました。

辺野古の環境アセスメントに関しては、こちらもどうぞ

じゅごんの里のブログで、ボトルの引き揚げ後の箱詰めの様子が紹介されています。
見てくださいね
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by morinoki8 | 2008-02-23 18:15 | オーダーメイド

世界遺産でお花見

沖縄では、1月末から桜が咲きます。
ただしソメイヨシノではなく、緋寒桜。
本部町八重岳、名護城と1月末に大きな桜祭りがあり、次第に南下していきます。
寒い所から先に開花するのがソメイヨシノとは反対。不思議ですね。

さてさて、今年のお花見は、世界遺産の今帰仁城に行ってきました。
というのは、今年から今帰仁城のライトアップと土日にはキャンドルの演出もあり、新聞を見て「おお!これは行かねばなるまい」とあいなったわけです。

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ライトアップされた今帰仁城外壁

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蝋燭が灯された城門から城郭への階段。両脇に桜が咲いています。

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桜の花のアップ。紅梅みたいに赤い花です。もう少し優しい淡いピンクの花もあります。
全体に6-7分咲き。満開の樹もありました。あーこりゃこりゃ♪と花見酒をしたいところですが、車の運転があるので残念。

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実をいうとこの日は長男君(向かって左)の16歳の誕生日。
なにを食べてこんなに大きくなったのか、子供三人の写真を眺めてとっても不思議。

家に帰ってからは、doremikoさんが腕を振るった料理で誕生日パーティ。
で、「16年よ16年!凄いと思わない!ねえ、信じられない」と、あんまりはしゃいだdoremikoさんは飲み過ぎで、今日はフラフラ床の中。困ったもんです。わはは。
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by morinoki8 | 2008-02-11 21:22 | やんばるの自然

というわけで3日目

なので本題に入ります。

インタビュアーのキャリーさんから、
Carry:日本では、樹に聖霊が宿っているといいますよね?
morimori:そうですね。樹だけでなく、そこら辺の雑草から石ころまで全てに神が宿っているんですよ。なにしろ800万も神様がいるんですから。
(これは僕のミス。神だとGODになるけど、ヤオロズの神は聖霊の方が近いかもしれない)
C:・・・(怪訝な顔)
m:・・・ああ、聖霊ですね。なので、樹を切るときには、お祈りをしてから倒します。
C:それは私も素晴らしいと思います。アメリカではお祈りはしないです。
m:お祈りしないと、なんとなく怖いんですよ。気持ちが落ち着かない。
C:でも聖霊が宿っている樹をあなたは切ったり削ったり叩いたりしてますよね。それはかまわないんですか?
m:ウッ・・・(絶句)。・・・おっしゃるとおりですね。

そうなんです。つっこみに対応出来ませんでした。
と言っても、このことは僕の中で突然の質問というわけでもなし。時折そのことは考えてはいたんです。

勿論、物理的な話ではありません。精神的な話です。
そもそも樹の中で、木材として使う木部は樹として生きている時点で、死んでいる。木部は、構造体として樹の一部をなしているだけで、そこの細胞が生きているわけではない。
樹が倒されると今度は生きている形成層や葉や毛根も死にますから、いわば木部は2度死んでいる。それを板にし乾燥し、その後はじめて切ったり、削ったり叩いたりしているのだから別に生き物をいたぶっているわけではないです。

しかし、Spirit=聖霊、あるいは日本語の神様の話であれば、それはまた別の話。

このときは、「なので、できるだけ無駄を出さず、小さな端材まで使い切るようにしています」と逃げを打ち、それでとりあえずはキャリーさんは肯いてはくれました。
でも、十分な答えにはなっていませんよね。

昔、有名な木工玩具作家の本を読んでいると
「僕たちの仕事は自然の恵みを頂いているんです。(中略)自動カンナに板を通す時の音は、僕には樹が歌を歌っているように聞こえるんですよ」みたいなことを言っている文章を読んだ事があります。

この文章を読んだ瞬間、ウソクセー!!とすごく腹が立ちました。
西原理恵子だったら「はんかくせぇ!!」と顔を歪めるところでしょう。

自動カンナの音はそんな牧歌的な音ではありません。たんなる機械のうるさい音です。もしも樹だけではなく板にも聖霊が宿っているのだとしたら、僕にはそれは板の悲鳴にしか聞こえません。歌声にしろ悲鳴にしろ、フィクションというかファンタジーの部類でしょうからどちらでもいいのかもしれませんが、あの騒音からキレイな物語を紡ぎだしてしまう感性というのはいったいどういうものなのでしょうか?

どうせ素人は自動カンナの音なんて聞いたことがないだろうから、モノが売れるように心地よいお話を作っちゃえ!というイジキタナイ思考が透けて見えてしまいます。
僕が捻くれているだけだったらいいのですが、多分当っている。
というのは、よくパンフレットやチラシに「木と会話を交わしながら」とか「木の声を聞きながら」とか書いている木工家の作るものといえば、大型機械で量産し、べっとりとプラスチック状にウレタンニスをぶっかける。そんな人を多く見てきました。

法隆寺の棟梁であった故・西岡常一氏みたいな人が「木の声」というのは説得力があります。それを裏付ける技術と仕事の仕方の上での話ですから。僕自身は、とても木の声が聞けるほどの技量はもちろんまだありません。

でも木の声を聞く、という時には多分技量の裏づけだけでなく、聖霊/神を感じる感性も必要なんだろうな、という気だけはしています。それは、あと10年くらいすれば自分にとってもう少しクリアになるのかもしれません。

さてさて、いつものことながら話があっちこっちしてまとまりはありませんが、キャリーさんとのインタビューは楽しかったです。もともとインタビュー=inter viewとは文字通り「視点を交換」するということです。自分で気がつかない自分を発見する。あるいは自分の課題を認識させられる。それが取材を受けるときの楽しみなのですが、なかなかそんな取材に当ることはありません。
Kさんからのメールによると、キャリーさんのお父さんはアメリカのWOOD CRAFT MANとのこと。どおりで木工に詳しいし、きつい突っ込みもあったんですね。
最初の樹に宿る聖霊の話ではありませんが、異文化の同業者といろいろ話がしてみたくなりました。
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by morinoki8 | 2008-02-09 22:07 | 工芸

トム・クルーズ???

というわけで、昨日の続きです。

カメラマン氏は歳の頃50くらいか、大柄のスモーカー。
(アメリカ人クルーなのに、4人(5人の中の1人はウチナーンチュの素敵な女性のディレクターのKさん)中2人がスモーカーでした。珍しい。そういえば、25歳の頃、アメリカはロサンゼルスでの社会派ベンチャーのミーティングに、社長の代わりに無理矢理出席させられ、2泊3日の合宿中のこと。20数名の出席者の中、スモーカーは僕を含めて三人だけ。焚き火を囲んでリラックスタイムの時、「僕はスモーキング・エコロジストなんですよ」と意味不明のことを言ったら、一緒に煙草を吸っていたインディアンの女性が笑いながら、「あら、私なんてスモーキング・ベジタリアンよ」と返されました。まあ、国際会議中の辛い孤独が少し和らぎましたね。そうそう、この会議、今をときめくBODY SHOPのアニタ・ロドウィックさんやニューサイエンスのスーパースター、フリッチョフ・カプラ氏も参加してました。すごいメンバーでした。)

と、( )の中だけですでに大幅に話がずれてしまいました。核心にたどりつくのは無理かもしれません。

さてさてそのスモーカーのカメラマン氏ですが、Kさんによると、大きな賞をたくさん取っている凄腕カメラマンとのこと。日本語も結構上手。
「変だと思うだろうけど、俺を信用してくれ」といって、不自然であったり無理があったりの様々なポーズを取らされました。まあ、こちらは、取材が始まれば俎板の鯉、どうとでもお好きにしてくださいませ。

でも、普通のカメラマンならば、笑顔が欲しい時には、
「ちょっと笑ってください。ハイハイ、いいですよぉ」くらいの台詞でしょうが、このカメラマン氏は
「いいねぇ、いいねぇ、カッコイイ!それそれ、うんトム・クルーズみたい!」だって。

トム・クルーズはねえだろ、トム・クルーズは!
残念ながらワタクシ似ても似つきません。
いつも使っている定番の台詞なのでしょうが、まあ、やられました。
笑いの基本はコテコテでやんす。万国共通。

そういえば、琉球松の説明をする時に、「コテコテ」という言葉を使ってしまい、それを英語に翻訳するのが一苦労でした。Kさんも首をかしげながらそれでも電子辞書で「コテコテ」を引くと
「あらー!あるわ、コテコテ!」とのことでした。電子辞書侮れず。
でもその電子辞書の訳では、キャリーさんが納得せず。
なので、「しつこい」「くどい」「やかましい」等々の日本語を並べて、それをKさんが訳そうとするがどうも上手くいかず。
結局なにをどう訳したかは忘れました。今度Kさんに聞いておきますね。

というわけで前置きが終了しました。いよいよ明日は本題に入るか?!
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by morinoki8 | 2008-02-08 21:07 | つれづれ

I’m tired…

さてさて、私morimori取材づいています。

年末に(沖縄)タイムズ住宅新聞での工房紹介の取材を受け(新年号に掲載)、年が明けると、今度はMCCS(Marine Corps Community Servise)発行のOKINWAという、つまりは、米軍海兵隊の発行する沖縄&日本の生活文化情報誌の取材の申し込みを受けました。

沖縄で海兵隊と言えば、普天間移設(辺野古)、高江のヘリパッド建設、というところ。そこが発行している情報誌の取材を受けるかどうかは政治信条としては微妙なところ。

とりあえず、それでもOKの返事をしたのは、まずはお店のmokumokuでの当番時に「mokumokuの取材をしたい」という電話であったことがひとつ。
mokumokuは場所柄(普天間基地の近く)、ほっておいても米軍関係のお客さんがたくさん。
商売を考えるとこれはもちろんOK(最初の電話ではmokumokuとmokumokuの工房を紹介したいという話だったのです)。

もうひとつは、政府・政治レベルの話とそこに属する個人はまた別であり、そのメディアの取材を受けるにせよ拒否するにせよ、どちらを選んでも悩み多し、というのは同じ事。

ってだんだん言い分けがましくなってきているところが自分でも嫌らしいですが、なんでもOKというあたりが、わたくしmorimoriの基本姿勢か?!(といってもS系統のメディアからの取材はやっぱり拒否すると思います。これは理屈ではなく感情。といっても受けるだの拒否するだのと言うほどの何様でもないワタクシ、はい、お声がかかればありがたくお座敷にあがらさせていただきますですぅ)

で、取材の当日。記者氏とディレクター兼通訳氏の2名かと思いきや、その他にカメラマン、カメラマン助手、CVTVのカメラマンの5人の団体様のご到着。
雑誌の取材だけでなく、基地内TVの収録も兼ねてということで大変。午前中一杯が取材とあいなりました。

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正面の女性が、インタビュアーのキャリーさん
左側は、TVカメラさん、日英バイリンガルの美人。ドキドキ。

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3台のCameraに狙われる私morimori。ちょっとスター気分??

とここまで書いてきて、力尽きました。
まだ、前置きの途中です。核心はまだまだ先です。なのでせめて前置きだけでも全部書こうとは思っていたのですが、島酒を呷りすぎました。ダメです。はたしてたどり着けるのか?

というわけで続きは明日や(多分)!
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by morinoki8 | 2008-02-07 23:21 | つれづれ