handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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カテゴリ:オーダーメイド( 4 )

最近のお仕事その1

残暑お見舞い申し上げます。

内地ほどではありませんが、沖縄もまだまだ暑いです。これからもまだ夏が続く沖縄と内地の気温が次第に逆転していく頃ですね。

さてさて、しばらくご無沙汰でしたが、最近のお仕事をいくつか。

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こちらは、西海岸の高級リゾートホテル様からのご注文。このホテルで結婚式を挙げられたお客様へのリピートプレゼント。フレームのサイズは葉書大ですが、縦横どちらもそのまま飾れるように、フレームが2重になっています(大変な手間隙がかかります)。内側の材は琉球松。外側はアカギ。スペインと沖縄の海と太陽をイメージしています。2ヶ月以上にわたる打ち合わせと、数度にわたるサンプルの作成を経て、とちあえず50セットの納品を行いました。とても精密な作業が延々と続きエネルギーを使いました。
作品の詳細についての紹介は、ホテル様からのGOサインが出てから改めて。年内にさらに50セット納品の予定です。

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こちらは、電子制御部品のメーカーから。ナチュラルテイストのギターアンプです。とりあえずの試作品としてホワイトパインで。蟻組みで、とのご注文でしたが、このサイズだとテンプレートが使えないので、鋸と鑿での手作業で加工しました。やわらかいホワイトパインですが、こういう細かい作業では逆に難しい。

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ホワイトパインでの試作品納品後、続いて、琉球松でのご注文もいただきました。同じ松(針葉樹)ということでやはり小さな割れが出やすいのですが、松の中では最も硬い部類の琉球松、美しく仕上げることが出来ました。堅いので音もいいはず。次回は、木目が素直で堅い桜での制作を提案しています。

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こちらはなんでしょう?
木材から新たに樹を再生?

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前の記事にある「木育キャラバンinユッカヌヒー」のイベントに合わせて、被災地への支援を呼びかける「えがおのツリー」です。木育キャラバンの実行委員長の土屋様からのご注文でイベント直前の徹夜仕事でした(^○^;)

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沢山の方がご協力してくださり、花満開!!
この後、他のイベントやクリスマスでも活躍する予定とのこと。

というわけで、木育キャラバンの報告も兼ねて「最近の仕事 その2」へ続きます。
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by morinoki8 | 2011-08-25 17:40 | オーダーメイド

最近のお仕事

また、ごぶさたしておりますが、
いよいよ、”お木楽屋&Cafe Chapter"スーパープロジェクトが具体的に動き出しましたぁ!!!!

ん?それってなんのこと?
そうでした。なんのプロジェクトなのか、全然説明がないのでした。
はい、それについては、たぶん11月に入ってから、後追いでお知らせ&報告いたします。
しばらくは、そのスーパープロジェクトにかかりっきりになると思われますので、その前に最近のお仕事を一挙にご報告。

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木工で独り立ちする前、アルバイトに使っていただいたオーシッタイという沖縄本島の秘境の集落にあるT熱帯果樹園。木工屋として独立してからも、奥様ともどもずっと応援してくださっています。沖縄での大恩人。
そのTさんは、養蜂もされており、看板のご注文をいただきました。琉球松の一枚板です。
看板は、当然のことですが、字を彫るのが大変。見た目の何倍もの時間がかかります。

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こちらの椅子は、同じくオーシッタイの喫茶店「しゃし☆くまーる」のT夫妻からのご注文。別のTさんですが、こちらも沖縄にやって来て以来の長いお付き合い。
ちょうど、別件で、喫茶店の杉の椅子の検討もあったので、デザインの試作も兼ねて。自分でも思っていた以上に低コストで、いい感じの椅子が作れました。
これをこんどは屋外用にリ・デザインします。

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こちらはいい写真が撮れなかったのですが、楠と栴檀の耳付板の大きな本棚。
以前、漆仕上げのデスクセットをご注文いただいた、米軍医のMさんからのご注文。
耳付板、あられ組、漆仕上げ、の3点をご希望されました。通常ならばそれなりのお値段になるのですが、なにしろこの円高。感覚としては、こちらの出した価格が、ドルに換算すると1.25倍にもなってしまいます。あーだ、こーだの値段交渉の中で、Mさんが
「じゃあ、2台頼んだらいくらにするんだ?」とのことで、ついつい安く見積もりしてしまいました。
でも、高さ2m超え、はば110cmのこの大きさ。材料の消費だけでなく、漆の消費も驚くほどの量。座卓だと6個分くらいの漆を使いました。漆代だけでもで1万円以上かかっています。とほほ。
でも、配達時に美人の奥さんのクリスチーヌさんから、「Oh! very beutifull! wonderful!Thank you Sato!!、Thank you!」と喜んでハグされましたので、まあ、苦労の甲斐がありました。

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こちらは、久々の木馬。HPからのオーダーメイド。
以前、お姉さんが、展示会にてお買い上げいただいたそうです。今回はご自身の1歳の息子さんへのプレゼントに。ありがとうございます。

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その前に、こんなのも。
これはmokumokuのお客様から。かわいい怪獣の木馬を、というご注文でした。「かわいい」はクリアできたのですが、どうもこれじゃ犬だな。うーん。なんでかなぁ。

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宵の羽地(名護市北部)。

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こちらは満月の羽地内海。
あー夜釣りしたいなぁ・・・・・。
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by morinoki8 | 2010-10-26 22:12 | オーダーメイド

嬉しい悲鳴!

ここのところどういうわけか注文が殺到しています。

8月末にHPを通じて、複数の方から座卓やダイニングのチェアのご注文をいただき、それは引越し・納品が10月中旬から11月ということなので、「承りました。ありがとうございます」とお受けしたのがラッシュの始まり。

その後、お店のモクモクを通じて大物から小物まで、新作から修理まで。あるいはいくつかの卸先からの大量のご注文が次々と。うーん。
暇な時はほんとに涙が出るほど暇なのに、イベント盛りのこの時期(ウッディフェアへの出展と僕個人企画のフェアトレードフェアを11月に開催予定)に、どうしてまた・・・。嬉しい悲鳴!

とはいえ、この不況の中、本当にありがたいことです。吉本隆明が「10年続ければ食えます」と言ったのはこういうことか、と喜びつつ、まあ、ただの波に終わらせること無く、これを定常ベースとしたいものです。

なんとか9月中に終えた仕事をふたつ。どちらもお店のモクモクでの受注。

まずは、アメリカ海兵隊のHさんご夫妻。
以前、このブログでも紹介した海兵隊発行の雑誌「OKINAWA LIVING」の記事を読んでの御来店。奥様の趣味が陶器の収集、そこで沖縄のやちむんを飾るための飾り棚をご所望。モクモクに展示中の森の樹の飾り棚を気に入ってくださり、寸法を変更してご注文いただきました。

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奥様は陶器のほかにも日本文化にとても関心をお持ちで、お花なども習われているとのことで、少し日本語ができます。納品してとても喜んで下さりました。thank you so much!!


もうひとつは、以前からのお客様。「古い水屋があって捨てるのももったいないし、直せるかどうかみてもらえない?」とのこと。そこで自宅にお伺いして拝見してきました。
1957年生まれのその水屋は、メーカー品ではなく、地元の木工屋さんが作ったと思われるもの。ベニヤ作りでしたが、思いのほかしっかりとしているので、確かに捨てるのはもったいない。

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前面と、中の棚、扉、引き出しには無垢の木が使われています。
で、すべての塗装をはがしての再塗装、金具の交換、背板(一分ベニヤ→シナ突板)の交換で大丈夫そう。

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写真は工房に持ち帰って裏板を外したところ。裏板の一分ベニヤで全体を支えている構造です。また、無垢材の部分も栂、杉、ラワンなどいろいろな木が使われているのが面白い。
上等の作りとは言えないのですが、これはどういう図面で作るのだろうという不思議が一杯。たぶん、職人さんの経験と勘で作り上げたものなのでしょう。教科書にはまったく載っていない構造です。

さてさて、話は戻りますが、お客様、背板のtop(つまり上面の背板)はかっこよくデザインしてほしい、とのこと。それでつい「薔薇とか彫ってあるといいかもしれませんね」と口を滑らせてしまったのが後の祭り。「それ、いいわねぇ。薔薇大好きだし。それでお願いするわ」てなことに。うう、どうしよう・・・でも言った後に「出来ません」というのも情けない。とりあえずその分も見積もってGOサインはもらったものの、いやはやどうしたものか?

実はワタクシの母君は木彫りの大ベテラン。師範代クラス。これは母君に材料を送って彫ってもらうか?いやしかし、それだと予算と時間が間に合わない。うーん、うーん。ええい!自分で彫ろう!門前の小僧なんとやら、彫刻刀は一通り揃っているし、木彫りのふくろうも作っていることだし、なんとかなるわい!
というわけで、まずは彫刻刀を洗いざらい研ぎ研ぎしてスタート!

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というわけでなんとかなりました。ふう。ここだけで全体の修理・再塗装よりはるかに時間がかかりました。

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というわけで無事納品。美しく、でも年月を感じさせる落ち着きをもった感じで仕上げることができました。よかった。

現在、同じ日に受注した別のお客様持込の胡桃の古材の座卓が仕上がったところ。次々と納品締め切り日が迫ってきています(汗;)。他にもチラシ原稿の作成やら、2011年1月に企画している大きなイベントの準備やら盛り沢山!パニックの中、しばらくはスケジュールのハラハラドキドキが続きそうです。
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by morinoki8 | 2009-10-04 19:42 | オーダーメイド
今年も辺野古の海、大浦湾の海底で熟成された古酒「じゅごんの里」の箱の製作を民宿&エコツーリズムのジュゴンの里代表であり、ジュゴン環境アセスメント監視団事務局長の東恩納琢磨さんよりご注文いただきました。

泡盛を海底で寝かせることで、1年で5年に相当する熟成が進むとの事。昨年私もりもりも1本いただきましたが、たしかに古酒、旨い。

さてさて、注文をいただいたのが13日。22日には水揚げするのでそれまでに間に合うようにとのこと!ひえー。
15日に遠くの材木屋さんまで、乾燥した杉の5分板を仕入れに(普通の建材屋さんで売っている5分板はびしょびしょなのですぐには使えません)。16.17日はmokumokuの当番。
小さな箱とはいえ100個!間に合うか!

杉板は、全部で22cm*200cmを34枚(4坪と2枚)使う計算。
でも結局40枚以上を使いました。材料費もバカになりません。

なぜ、そんなに余分がいるかといえば、まずは、死に節。節の中で、樹が立っていた時から枯れていた枝の節は死んでいます。スカスカであったり、ぽろっと落ちて穴があきます。
化粧箱というほどの箱ではありませんが、穴のあいた箱を作るわけにはいきません。
その死に節を外して木取りをしますので、どうしても計算どおりにはいきません。

もう一つの理由は加工上の割れやミス。
杉板は柔らかいので加工はしやすいのですが、溝を切ったりする時に、表面が弾いて割れや欠けが出やすい木でもあります(特に横方向の加工時に)。なので弾かないように溝を切る前にケビキ線を入れたりいろいろとするのですが、それでも有る程度はでてしまいます。

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こちらは蓋の加工。横方向は2度にわたって加工します。

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で弾いた板。手前の板は、左右に溝を入れるところを誤って裏表に溝を切ってしまう、という情けないミスのなれの果て・・・とほほ。まあ、600枚余りの部材を作る途中ではこんな失敗もやらかしてしまいます。

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なんとか21日中に100個仕上がりました。釘打ち1200本!!ちかれた。
バリをとったり微調整をして・・・

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無事東恩納さんの手に。間に合いました。

辺野古の環境アセスメントに関しては、こちらもどうぞ

じゅごんの里のブログで、ボトルの引き揚げ後の箱詰めの様子が紹介されています。
見てくださいね
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by morinoki8 | 2008-02-23 18:15 | オーダーメイド