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handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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炭焼き日記

春から予告していた炭焼き。

涼しくなって、仕事も暇な(どうすんじゃ!)12月の午後のある日、やっとはじめてみました。
方法は、原始的な伏せ焼き法。

図書館で借りてきた本を参考に、まずはせっせせっせと穴掘り。
幅40cm、長さ2m、深さ30cmの穴を掘るのは結構大変。
あっというまに汗だらけ。夏にやらなくて良かった。夏だったら熱射病で倒れていたはず・・・。
でも、なんとなく墓穴のような感じ・・・。うう。

炭焼き日記_e0071811_935466.jpg


なんとこさ穴を掘り終え、穴の周りに赤瓦を並べて、そこに小さな角材を敷きました。

で、その上にせっせと端材を並べて、上からカンナ屑をたっぷり掛けてトタンでふたをします。
そうそう煙突も忘れずに・・・。

炭焼き日記_e0071811_9345340.jpg


焚き付口から火をつけると白い煙がもくもく、モクモク。
ただ、細長いのでなかなか火が奥まで回らず。焚き付け口近くはどんどん燃えて、どんどん灰に・・・・。

これは難しいな、灰が6割、生焼けが3割、炭は1割取れれば上等かな・・・、と思いつつ、図書館の本をなんどもひっくり返して、通風口の大きさを開けたり閉めたりして焼の調整。暗くなる前に、安全のために通風口をほぼ塞ぎとりあえず帰宅。

しかし、翌日の朝、まだまだ白い煙が上がっているのでした。うーん。風下の煙突近くはまだ、全然火が回っていない・・・。失敗か!
もう一度通風口を開けて、もくもくもくもく。
お昼頃にやっと、煙が透明に。再再度密閉して煙突を抜いてもう一晩。

炭焼き日記_e0071811_8595531.jpg


パンパかパーン!さらに次の日緊張の窯開け!
なんとちゃんと炭が出来ているではありませんか?

炭焼き日記_e0071811_901810.jpg


結局灰が30%くらい(多分)、生焼けが20%、なんと5割程度が見事炭になっていました。
大拍手!!嬉しい!得意!自慢!鼻高々(誰にじゃ)!



早速この炭は、その日に開いた焼き鳥パーティに役立ったのでした。
煙も出ないし、火力もあるし、立派な炭でした。

だいぶコツが分かったので、次回は7割くらいは炭に出来そう。
これで、材料の板の有効活用率もUPします。作品としてお金になるのは5-6割ですが、
(木工の仕事は「削る」がベースなので、材料は作品への過程でどんどん目減りします)
カンナ屑は養豚へ。端材は炭に。エコじゃエコじゃ。

もっと上手に焼けるようになったら、次は姿焼きも。
そうすると炭のふくろうの時計なんかもできるかも!楽しみ楽しみ。ふふふふふ。

次回は焼き鳥パーティのお話(多分)。(仕事はどうした!)
by morinoki8 | 2008-12-15 09:24 | つれづれ