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handicraft森の樹の日常をなんとなく。木工のお話も。


by morinoki8
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なんとなく

最近、仕事場ではラジオを聞きながら作業しています。
畑に囲まれた工房なので、ちょっと寂しくて・・・。

毎日の事なので、NHKの各番組の各アナウンサー氏とは友達になったような気分になっていますが、今日は一日中、国会中継。参院選以降、政局が激動していますので、国会中継もけっこう面白い。時々は仕事の手ヲ休める事も。

さてさて、今日の中継では、懐かしい名前が飛び込んできました。
大学時代の同級生のS・Nが決算委員会での質問に立ちました。

おおっ!と声を上げて、しばらくはラジオが気になり作業も滞りがち。
S・Nとは学部は違うもののサークルが一緒で入学直後から仲良しに。
頭は抜群にいいし、志も高い。ずいぶん社会や政治について語り合ったりもしました。

その後、大げさに言えば「思想信条の違い」から決別したり、ある意味では敵対したり。
サークルの方は、僕が早々に別のサークルに鞍替えしたのであまり顔を合わすこともなく・・・。
そんなこんなで卒業後20年を経ってから、彼が国政選挙に立候補したことを新聞で知りました。

たぶん3年前の参院選が2回目の挑戦だったと思いますが、その前の衆院選のときに名前を発見して嬉しくてついFAXを送ったり、その参院選では、今までの趣旨を曲げ生まれて初めて彼の属する政党に一票を投じました。

というのも学生時代の当時から「ああ、こいつは絶対将来議員になるだろうな。ひょっとすると党の中枢に席を占めるかも」と思っていたので、なぜか、とても嬉しかったのです。
予想していたより随分遅くの立候補でしたが、それでも昔の友人がその初心のままに活躍する姿を目にするのはとても嬉しいものです。

「昔の友人」と書きましたが、彼の方からしてみれば、友人どころか、僕のことを「裏切り者の唾棄すべき人間」と思っているかもしれません。もしそうだとしてもそれは仕方のない事だと思います。僕自身も当時の僕の行動になんら恥ずべき点も感じていませんし、自分の考えと良心に従っただけの話です。「思想信条」、あるいは単なる「党派」で物別れに終わったのは未熟さゆえのことですが。

でも、そんなこんなを含めて、今の彼の活躍が、なんかワクワクするくらい嬉しいことにはなんら変わりません。

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てなことを書こうと仕事を終って家に帰ってみると、奥様から、押入れの整理をして出てきた昔の資料やら手紙のファイルを手渡されました。
チラチラっと眼を通すと、それこそ「おおおおお!」というくらいいろいろな方からの様々な手紙。

「現在」と「未来」にだけ生きてきたと思っていましたが、ふと後ろを振り返るとこんなにも人とのつながりと歴史が・・・。

だからどうした、というとりとめもない一文になってしまいましたが、
ちょっと「過去」ともお付き合いしようかな、なんて思う今日この頃です。
ああ恥ずかしい。
by morinoki8 | 2007-12-10 22:10 | つれづれ